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素人がバーをはじめた理由。笹塚と、ちょっと先の理想の話。
はじめまして。『BAR オトナノノミカタ』店主です。
1989年生まれ、育ちは佐賀。学生時代まではずっと九州で過ごして、今は東京で不動産の仕事をしています。
ちなみに、飲食の経験といえば…学生時代に2ヶ月だけバイトしたことがあるくらい。
そんな自分が、なぜバーを？
今日はその理由を、少しだけ綴りたいと思います。
笹塚という街に出会って、人生がちょっと変わった
コロナが落ち着いてきた頃、よく笹塚で飲むようになりました。
個人店が多くて、どの店にも店主の“色”があって。料理もお酒ももちろん美味しいけれど、それ以上に“人”のあたたかさに惹かれました。
渋谷にあるのに、どこか下町っぽい雰囲気があって、居心地がすごく良くて。
何度か通ううちに、気づけば顔見知りができて、会社以外の友達ができて。
東京に出てきて10年、そんな感覚を持てたのは初めてでした。
「こんな場所、もっと早く知ってたらよかったなあ」って、心から思ったのを覚えています。
カウンターで誰かと話したり、笑ったり、お酒を通じて自然につながれる。
気づけば人が好きになって、お酒も好きになって、
「自分も、こんな場所を持ってみたい」と思うようになったんです。
気づけば、物件をおさえてました
そんなことをぼんやり考えていたある日、不動産のポータルサイトを何気なく眺めていたら、居抜き物件が目に留まりました。
そのまま申し込みを入れていたのが、ちょうど1年前のことです。
スタッフ全員が「本業あり」のお店です
このお店にはもうひとつ、裏テーマがあります。
それは、“本業を持ちながらバーで働いているスタッフ”だけで運営しているということ。
「いつか自分も飲食をやってみたい」と思っている人って、実はすごく多いんじゃないかなと思っていて。
でも現実は、開業コストもリスクも大きいし、コンビニのご飯は美味しくなってるし、大手も強い。正直、個人にはなかなか厳しい時代です。
それでも、大手にはつくれないものがある。
“人と人がつながる楽しい場所”って、やっぱり個人の手でしかつくれないものなんじゃないかと、思うんです。
誰かのチャレンジのきっかけになれたら
このお店が、しっかり利益を出せる形で続けられたら――
単に「お客さんを取り合う」のではなく、「新しい市場をつくる」ようなモデルになれるかもしれません。
「自分も一歩踏み出してみようかな」って思える人が増えたり、
笹塚を知らなかった人がこの街の魅力に触れたり。
そんなふうに、誰かのきっかけになれたら嬉しいなと思っています。
人と人が繋がる場所に
2024年6月6日、『BAR オトナノノミカタ』はオープンしました。
一人でもふらっと立ち寄れて、誰かと来ても気張らず楽しめるような。
そんな空間を目指しています。
たまたま隣になった人と話が弾んだり、久しぶりに深い話をしたり。
そんな時間が、少しでも心をほぐしてくれたら嬉しいです。
笹塚に来ることがあれば、ぜひ気軽に寄ってみてください。
お待ちしています。
BAR オトナノノミカタへのアクセス
🚶♂️京王線 笹塚駅 北口より徒歩3分
🕗 営業時間：20:00〜26:00（最終入店 25:00）
📅 定休日：なし（不定休）
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